心身のストレス反応が小さく、ストレス要因が小さい職場は「なかよし職場」です。
一見楽しそうでコミュニケーションもよさそうですが、実はこのような職場は「不活性職場」なのです。
仕事に対する負荷が小さいので、働く人達の心身の健康はおおむね良好です。長時間労働もなく、
定時になるとほぼ全員が帰宅します。とても居心地はいいのですが、お仕事は大丈夫?と心配に
なってきます。
パフォーマンスはどうでしょうか?定時になると仕事の途中でも切り上げているようです、仕事の期限も
ゆるく、仲良しグループの雰囲気で生産性が高いようにはみえません。
適切な業務や役割が与えられていないと、仕事に対する集中力・責任などが低下し、自分の力を発揮する
どころか、一生懸命働くことを放棄していきがちです。
仕事は楽しく厳しい面もあると認識していないと、やりがいや達成感を味わうことはできません。
少しつらい仕事をすることも自分の成長になります。
「仲良し職場」は上司が変わることで状況が一変します。やり手の部長が本社から赴任してくると
一気にストレス要因が大きくなると疲弊職場になる可能性があります。
とはいえ、コミュニケーションが良好な職場ですから、新しい部長の指導で生産性の高い職場へと
変わっていける場合もあります。